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点滴作り置き、谷本院長「知っていた」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080618-00000006-yom-soci
作り置きを知っていたというのは、当然といえるでしょう。
点滴を受ける患者がわかっていれば、時間の長い短いは別として薬剤を混ぜ合わせて準備すること自体は割と行われている行為といえます。
特に、今回の谷本整形の場合は大勢の患者さんに点滴を受けさせていたわけですから、それをしなければ業務的に支障を起こしてしまったでしょう。
しかし混ぜ合わせた薬剤を日をまたいでしまった状態であるにも関わらず使用するというのは通常ではまともな判断とはいえないでしょう。
今回の事件を見て、高齢者に対する医療費増加の原因のひとつを垣間見ることができます。
三重県の発表では、谷本整形では6月10日までの10日間の間に延べ人数667人の患者さんに点滴注射をしていたそうです。
診療日数で計算すると、1日あたり33人の点滴患者さんがいたわけです。
亡くなられた患者さんは、点滴の中に鎮痛剤を混ぜていたということですが、ほかの患者さんを含め、どれだけ医療的効果のある点滴をしていたのかは知ることはできませんが、それでも毎日33名分の保険診療分の収入があったというのは事実です。
通常であれば、再診料 71点、外来管理加算 52点、点滴手技料47点(1日分の注射量が500mL未満の場合)、点滴に使われた薬剤料が加算されます。
薬剤は別として、少なく見積もって170点、金額換算で1700円が医療機関の収入として入ることになります。
1日あたり33人分で、56,100円という計算になるでしょうか。
看護師さんの日当分をある程度の人数分、これで賄えるといっても過言ではないかもしれません。
医療費が膨れあがる理由は、高齢者の増加によるものが大きな原因ですが、しかし問題なのは高齢者がいるから経営が成り立つということを十分にわかった上で、開業して経営していくという医師が多いことです。
細かいことをいえば、不正請求ともいえることは多くの医療機関で行われています。
「性善説」とは、人間の本性は基本的に善であるとするものですが、医師としては正しいでしょうが、経営者となればそれは当てはめることはできなくなります。
膨大な医療費を抑えるために、できる改革はいくらでも存在するはずです。
それができない理由が、自民党と日本医師会などとの関係もあります。
しかし、厚生労働大臣が医師の出身でない舛添要一氏である現在こそが、根本的な医療制度改革を行う大チャンスであるということを誰も口にはしないのです。
医療制度は医師のためにあるのではなく、患者のためにあるということを頭にたたき込んで政策を行う必要があります。
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