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このたびの後期高齢者医療制度では、いろいろな批判が相次ぎましたが高齢者にも負担をお願いするという基本的な考えは決して間違ってはいないとは思います。
ただし、こまかなプロセスと心遣いの面において足りない部分があったのだと思います。
現在のような少子高齢化社会がやってくること自体、とうの昔から想像できていたと思いますが、それを阻止する方法は高齢者を支える若い世代を増やすことが必要だとわかっていたはず。それなのに、財源のことばかり口にし将来的には納税してくれる子供を産みやすく育てやすい環境を作ってこなかったという大きな責任は政治家にあります。
政治家は、長寿命国家であるということを手放しに喜び、世界に向けても格好をつけていたような感じがしないでもありません。
私自身、10年程度ではありますが小さな診療所で事務関係の仕事についていました。
そのなかで、明らかに不必要と思える保険点数の算定であると実感することは何度となくありました。
「特定疾患療養管理料」225点などが良い例でしょう。あまりにも算定基準が甘すぎます。
本来であれば、難病である「特定疾患」のみについて「療養管理」を行うのが本当ではないでしょうか。それなのに、現在では難病としての特定疾患でなくても管理料が算定されます。
特に「胃炎」などがあげられます。胃の調子がおかしいなんてのは年をとればよくあることです。病名に「胃炎」がついてさえいれば、管理料を算定できるなんてことをするから医療費はかさむばかりです。
本来ならば、生命の危険リスクの高い患者を扱う病院こそ手厚く扱わねばならないはず。
それなのに、診療所に対するものはあまりにも医師会を意識しているとしか感じられません。
医療制度を改革するには医療に携わった人間が関わらねばなりません、それも裏切り者と言われることを覚悟している関係者だと思います。
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