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6月10日の日本テレビ『スッキリ!!』で秋葉原の無差別殺傷事件の逮捕に至るまでの様子を目撃撮影した日テレ関係者2人の証言をもとに検証していた。
容疑者がトラックで3人を轢いた(ひいた)交差点で交通整理をしていた警官が被害者のそばに近寄っていったところを、トラックから降りてきた容疑者に背中から刺されたという。
騒ぎに気がついた別の警官が現場に急行し、容疑者を追跡した。大きな通りから小さな路地に入る付近で、初めて容疑者と警官が対峙したという。
手にナイフを持った犯人と警棒で応戦したそうだが、その最中に警官は警棒を落としてしまったらしい。そのスキをみて容疑者は路地に逃げ込んだが、その途中にも2人の男女を刺してしまっている。
その後を追った警官は路地で容疑者に追いつき、追い詰める形となった。対峙した容疑者と犯人は向き合ったままで、こう着状態が続いたという。
そのやりとりを見ていた通行人からは「拳銃で足を撃て」などとの声があがったが、動転していたのか、それとも拳銃を出すこと自体をためらっていたのか、すぐには手に取ることはなかったらしい。
その後、警官は抜いた拳銃を、容疑者に向け、凶器を捨てるように命じるとナイフを捨てたという。

警棒を左手に、拳銃のある右腰に手をやる警官と容疑者」

右手に持った拳銃で威嚇しながら容疑者に近づく警官
捨てた後なのか、容疑者の手にはナイフは見えない
しかし、凶器を手にしていなくても安易に近づくべきではない

壁に寄りかかる容疑者と警官、足元には捨てられたナイフ
拳銃をホルスターに収めているところだろうか・・・
容疑者には手錠はかけられてはいない

しゃがみこんだ容疑者の左手首を掴んでいるものの「手錠をかけろ」
という通行人の声にも戸惑っていたという証言もある
容疑者の反撃には気をつけなければならないが・・・

手錠はかけられたものの、後ろ手ではなく、体の前でかけられている
バックパックの男性は私服警官らしいのだが、リュックを背負ったまま

やっとのことで別の制服警官がやってきた。足元には警棒が見える
容疑者を確保するまでにも危険性をはらんだままだった。
左手に警棒を持ち、右手に拳銃をもったまま容疑者に近づいていった。武器社会であるアメリカだと逮捕までのやりかたは違っていただろう。
ナイフを捨てたといっても、容疑者に安易に近づいては反撃される危険がある。容疑者に近づく前に、地面にひざまずかせるか、うつ伏せの状態にさせるだろう。近くに武器がある場合は、手の届かない場所に凶器を離す。
ベストは、うつ伏せにした容疑者の腕を体の後に出させて、馬乗りになった状態で手錠をかけるだろう。
このような状況に遭遇することなど、日本の警官では一生にあるかないかというものだろう。しかし、実際にこのような惨劇が起きた。
警官とは凶悪な犯人と生命をかけて対峙することを前提に、武器の携帯を許されている。今回、拳銃を発砲することはなかったが、発砲することが被害を食い止めるという場合もあるかもしれない。もしも、この警官が容疑者を射殺したとしても、一般の国民から非難があがる事は少ないであろう。安易に銃を使用することは避けなければならないが、武器をもった容疑者に対抗するには同等か、それ以上の効果をもつ武器の使用を考えねばならない。
罪もない人たちや、警官の生命を守るためにもだ。そのためにはメディアも考え方を変える必要もあるだろう。 |
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